パールってやっぱり美しい。
でもたくさんありすぎるし扱いも心配。
そんな方へ 少しでもサポートできれば。。(^^♪
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6月の誕生石です。
「神の涙」「朝日の化身」などと呼ばれていました。
石言葉は健康、富、純粋、健康
自分の中に別のものを抱えて育てることから安産のお守りとしても重宝されています。
市販のものはほとんどが養殖のもの。
天然というのはごくまれ。
それはパールのできる工程のせい。
貝は自分の中に異物が入った時、体外に排出するか
無害化しようとする機能が働いて身体に取り込むかの動きをします。
身体に取り込んだ場合、貝殻と同じ成分で異物を覆います。
それがパールと呼ばれるものに。
取り込んだ場所によって形も変わりますし
貝の種類によっても色が変わります。
貝の中に異物が入ってそれがパールになる。
その確率も低いでしょうが
パールを含む貝を海の中から探すのも至難の業。
養殖ができる前までは 本当に偶然見つかる程度の貴重品でした。
日本人が養殖技術を確立し どんどんと数が増えて
手に入るようになったのです。
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パールの種類
・あこや真珠(本真珠と呼ばれているもの) ― あこや貝からできる。
あこや貝は黄味を帯びた層、西大西洋沿岸部の静かな海にすむ
10cmくらいの大きさの貝なのであこや真珠はあまり大きなものはできない。
コバルト染め―埋め込む核を染めることで人工的に着色できる。
色落ちが少ないのが特徴。
・マベパール 半円状の核を貝殻内に埋め込むことでできる半円のパール。
パールができたら核を取り外し中に別のモノを充填し張り合わせたもの。
日本では長い間あこや真珠が人気でしたが
現在は南洋真珠もとっても人気。
・南洋真珠ー白蝶貝、黒蝶貝からできるパール。
白蝶貝は最大30㎝にもなります。黒蝶貝は15cmくらい。
あこや貝よりかなり大きいので粒も大きいものができます。
淡水パール―その名前の通り淡水で育つ貝のパール。
・イケチョウガイ 琵琶湖など淀川水系の固有種で絶滅危惧種。
養殖はされています。
主にこの貝を使って淡水パールを育てています。
一時期はやったビワパールは中国のヒレイケチョウガイと交配されてできたもの。
小粒のお米のような感じのパールです。
淡水パールは 技術がどんどん進んでとてもきれいな正円ができたりしています。
照りや艶はやはり海水に負けるようですが
価格も手ごろで気軽に楽しめます。
普段のおしゃれにはとってもいいものです。
よく聞く貝パールとは 貝を削って作ったもので
真珠ではありません。
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見分け方
・本物は表面が微かにざらついているので
玉同士をこすり合わせると少し引っ掛かりを感じます。
・模造品はこすり合わせてもつるつるした感じ
・あまり強くこすり合わせないでね。
・他人のものは勝手にこすり合わせたりしないでね。
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取り扱いについて
・汗、皮脂、化粧品、香水などで変質の可能性あり
パールの表面はガラスのような形状ではありません。
小さな穴が開いているのでいろんなものが染み込みます。
・極端な乾燥や湿気は避ける
・パールの粒同士がぶつかって傷がつくことはありません。
が!!ついている金具が粒を傷つける可能性はあります。
パール専用ケースが一番ですが、なければ金具がパールにあたらないよう
包んだりして保管しましょう、
何かにくるむと 極端な乾燥は避けられます。
・使用後は汗や化粧品などをぬぐうため軽くからぶきして仕舞ってください。
・水洗いはやめておいてください。使っている糸に影響が出ることがあります。
・冠婚葬祭のネックレスなどは糸切れ予防の観点から
定期的に購入した店に糸替えなどを頼んだほうがいいです。
糸が切れて弾け飛んだネックレスの玉は
すべて拾ったようでも結構拾いきれてないことがあります。
やっぱり切れる前に取り換えたほうがいいと思います。
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